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メゾンマルジェラの財布の使い心地が最高!オシャレを妥協したくないミニマリストにもおすすめ

15年以上長財布を愛用していた管理人のhodakaですが、キャッシュレス決済の波に乗じて小さい財布を新調することに。半年近く悩んで、ようやくMaison Margiela(メゾン マルジェラ)の二つ折り財布を購入しました。……で、これが大正解!というわけで、この財布を選んだ理由と、1カ月使用してみての使い心地をレビューします。

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メゾン マルジェラって?

まずはメゾン マルジェラというブランドについてご紹介しましょう(よくご存じの方はすっ飛ばしてください)。

メゾン マルジェラの前身は、ベルギー出身のデザイナーであるマルタン・マルジェラによって1988年に設立された同名ブランド。「タビブーツ」「八の字ライダース」などの革新的な作品を生み出し、若者や先鋭的なアーティストを中心にカルト的な人気を集めました。

しかしマルタンはメディアに一切顔を出さないミステリアスな人物であり、2008年にはデザイナー業を突如引退。ブランドはアトリエに残ったメンバーによって存続されることになりました。

時を経て、GIVENCHYジバンシィ)やChristian Diorクリスチャン・ディオール)のクリエイティブ・ディレクターを歴任したジョン・ガリアーノを2004年にクリエイティブ・ディレクターに迎えると、翌年にはブランド名をメゾン マルジェラに変更。現在はマルタンの精神を継承しつつも、まったく新しいブランドとしての歩みを進めています。

優秀な財布すぎる!「フォールデッド レザー ウォレット」の魅力

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▲iPhone7と比較しても十分小さい「フォールデッド レザー ウォレット」Sサイズ

そんなマルジェラから長年販売されている定番のお財布が、今回ご紹介する二つ折り財布です。その名も「フォールデッド レザー ウォレット」。メンズ商品として扱われていますが、女性でも気兼ねなく使用できる財布です。素材はカーフレザー、色味はブラックとブラウンの2種類。なお、同じラインの長財布や素材違いなどもシーズン毎にリリースされていますが、私はこの「フォールデッド レザー ウォレット」のSサイズを断然おすすめしています!その理由は……

魅力1. マルジェラの美意識と哲学が凝縮されたデザイン

まず一つに、「フォールデッド レザー ウォレット」シリーズのデザイン性の高さ。外面を飾るのは、マルジェラのアイコンである4本のステッチです。

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このステッチはそもそも、マルジェラのブランドタグを衣服の背襟に縫い付ける際に施されていたもの。後からタグを取り外せるように、四隅だけを仮留めしたようなシンプルな体裁になっています。そこには「デザイナーの名前やブランド名ではなく、プロダクトそのものが主役である」という創業者のマルタンのメッセージが込められているそう。

現在ではマルジェラのほぼ全ての商品にこの意匠があしらわれていますが、「ブランドの主張が強いアイテムには抵抗があるけれど、さりげなく良いもの持ってアピールしたい」という人にはピッタリのデザインではないでしょうか。

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さらに見逃せないのは、「フォールデッド レザー ウォレット」にはブランドのもう一つのアイコンでもある「カレンダータグ」が中面に型押しされていること。これ、実はとても貴重なことなんです。

「Maison Margiela」というブランド名を中面にあしらった財布は数多く販売されていますが、カレンダータグまで型押しされているタイプはごく僅か。このタイプの場合は、コインパースのファスナーの持ち手部分にも同様の数字が型押しされていて、とにかくオシャレ度がハンパない!

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ちなみにこのカレンダータグは、1なら「女性のためのコレクション」、14なら「男性のためのワードローブ」といった具合に商品のラインを示しているものです。「フォールデッド レザー ウォレット」の場合は11を丸で囲んでいるので、「女性と男性のためのアクセサリーコレクション」という意味。

このようにマルジェラの美意識と哲学が凝縮された財布、それが「フォールデッド レザー ウォレット」シリーズといえるのです。

魅力2. 小さいのに抜群の収納力!

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私が購入した「フォールデッド レザー ウォレット」Sサイズの外寸は、高さ9cm、幅10cm、厚さ2.5cm。パンツの尻ポケットにも十分収まるサイズです。にもかかわらず、カードスロットが6つも装備されていて、その背面ポケットも含めると最大8枚のカードを収納できます。半年間かけていろんな財布を吟味しましたが、正直、ここまでの小ささと収納力を兼ね備えた財布はなかなか見つけられませんでした。

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もちろんコインパースもしっかりと設けられています(上写真の右側のスペース)。で、このコインパースがまた優れもの。カードとお札の収納面から完全に独立しているため、小銭を多めに入れても全体に影響を及ぼさず、小銭の厚みで財布が折りたたみづらくなる心配もないんです!まさに画期的な機能性。一見すると無駄に思える見開きの部分でさえ、なんだかマルジェラらしく思えてきますよね。

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ちなみに、コインパースの間口は小さめなので、小銭を取り出すときに少々苦労するかもしれません。私も使用し始めた当初は、コインパースに入っている小銭の内訳が把握しづらく、取り出しにくくて苦労しました。でも、上写真のようにコインパースの上下をグッと潰して間口を広げれば、一目で小銭を確認できて楽に取り出すことができますよ。

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お札の収納ポケットはひとつ。世界的にも大き目といわれる日本の一万円札がちゃんと収まるサイズです。ポケット内部には長めの製造タグが付いています。ペロンとした長さが、また愛おしい……。私はこのタグをお札とレシートの仕切り代わりに活用していますが、邪魔に感じる人は思い切って取り外してしまっても良いかもしれません。

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で、とある日の収納物をすべて取り出した状態がこれ。小銭をこんなに入れていても、財布の厚みが気になることはありません。

カードは境界が見えづらいですが、

運転免許証/保険証/クレジット機能付き銀行カード2枚/PASMO機能付きクレジットカード1枚/ETC機能付きクレジットカード1枚/その他クレジットカード2枚

の計8枚を入れています。さらにお札ポケットには縁結びのお守りまで…(笑)

キャッシュレス決済が主流になり、アプリ化できるポイントカードも増えつつある現在、これだけの物を持ち歩ければ日常生活に困ることは全くないでしょう。しかもお尻ポケットにも余裕で収まるんだから、この財布、本当にすごい!

魅力3. 使い込むほどに味が出る高級感あるカーフレザー

「フォールデッド レザー ウォレット」に使用されている素材はカーフスキン。生後6ヶ月以内の仔牛から採取したレザーのことで、個体が小さいために、採取できる量も少なくなることから希少価値の高い素材といわれています。

その特長は、なんといっても繊細な風合い。肌触りが柔らかく、しっとりとして自然と手に馴染みます。見た目もキメ細やかで美しく、奥から光を発しているような艶やかな輝きは、眺めているだけでうっとりとしてしまうレベルです。

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とはいえ、とてもデリケートな仔牛の革なので、ちょっと引っ掻いたり衝撃を与えたりしただけでも傷になってしまう場合があります。ご参考までに、上写真は約1カ月間使用した後に撮影したもの。財布の中央からやや左上部分に白い線のようなものが入っているのがお分かりいただけると思います。

こんな感じで簡単に傷ついてしまうので、傷つきにくさや耐久性を重視している人には、はっきり言ってこの財布をおすすめできません……が、こうした傷も味として愛せる人には100%おすすめ。デリケートな素材であることを念頭に置いた上で大切に扱うことを心がけ、ついてしまった傷のことは大らかな心でもって受け入れるぐらいのスタンスが、この財布と長く付き合うためのコツではないかと思います。

デザイン性とミニマムさを兼ね備えた、究極の財布がこれ!

いかがでしたか?メゾン マルジェラの「フォールデッド レザー ウォレット」の魅力と使用感について、熱く語らせていただきました。上記はあくまでも管理人hodakaの個人的な感想ではありますが、他の人とは一味違ったスタイリッシュな財布を探していて、かつミニマリスト志向の方には自信を持っておすすめしたい逸品です!ぜひ「フォールデッド レザー ウォレット」を新たな相棒に迎えて、身軽に街へ繰り出してみてはいかがでしょうか。

 

◆メゾン マルジェラ公式ストア(メンズ レザー小物一覧)

2019-20年秋冬オートクチュールコレクション総括。ディオールやシャネルなど5メゾンを徹底レビュー

6月30日~7月4日にパリで開催された2019-20年秋冬オートクチュールコレクション。デザイナーの才気と職人の高度な技を結集させたドレスの数々は、見る者を夢の世界へと誘ってくれました。最近では公式サイトやSNSを通じてコレクションの様子をリアルタイムで配信するブランドも増えていて、管理人hodakaもインスタグラムでその様子を熱心に追いかけていたファンのひとり。そこで、今シーズンの中で特に心惹かれたブランドを5つ厳選してレビューします!

漆黒の世界で女性の美しさとしなやかな強さを提示してみせた「DIOR(ディオール)」

会期序盤の7月1日に登場したディオールフェミニストとして知られるクリエイティブ・ディレクターのマリア・グラツィア・キウリは、今回も女性の強さとしなやかさを印象づけるようなメッセージあふれるショーを展開しました。

カリアティード(古代ギリシャ神殿建築に見られる円柱の役目を果たす女性立像)に着想を得たという今回のコレクション。会場となったムッシュウ・ディオールの元邸宅の内部は、床から天井までモノクロームのグラフィックや装飾に覆われています(女性アーティストのペニー・スリンガーの手によるもの)。そこにまず現れたのは、ディオールのミューズであるルース・ベル。「are clothes modern?(服はモダンか?)」という刺繍を施した真っ白なロングドレスを纏ったその姿は、まさに女性立像のような神々しさ。

 
 
 
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Exploring the relationship between couture and architecture, with nods to the universe of Austrian-American architect Bernard Rudofsky, #MariaGraziaChiuri delivered a breathtaking Autumn-Winter 2019-2020 #DiorCouture show in the House's birthplace: 30 Avenue Montaigne in Paris. The almost entirely black collection and set-up symbolized a return to fundamentals, to the foundations of Haute Couture, confronting it against contemporary lifestyles. Discover its first look, a divine draped white dress embroidered with the name of an exhibition staged by Rudofsky at the MoMA in the 1940s, titled 'Are Clothes Modern.' Check out our Instagram Stories live to discover it in its entirety.⁠ #DiorCouture

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その後は、黒一色のドレスを纏ったモデルが続々と登場。黒いベール付きのトーク帽を被ったモデルたちが見せるのは、クラシカルでありながらどこか抜け感のあるルックの数々です。修道女や未亡人を連想させるような禁欲的な雰囲気とは相反して、ドレープの美しさやエアリーなシルエットを強調させたドレスはどれも軽やかでエフォートレス。精緻なレースや羽根の装飾など、オートクチュールならではの技巧も随所に見られ、乙女心をときめかせてくれました。

サーカス小屋を舞台にした昨シーズンのファンタジックなショーとはガラリとムードを変えつつも、女性のボディの美しさに注目しているという点では同義であった今回のショー。女性の美しさと強さ、そしてこれからの時代にあるべき女性像を一貫して提示し続けるマリア・グラツィアの思想が、骨太なショーに凝縮されているようでした。

民族と文化の多様性、そして女性への賛美をカラフルなルックで表現した「VALENTINO(ヴァレンティノ)」

ディオールとは180度異なる切り口で、女性の美しさと豊かさを表現してみせたのがヴァレンティノ。クリエイティブ・ディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリは、男性ならではの視点で女性への賛美をカラフルなドレスに込めて提示してくれました。

トップを飾ったのは、ボタニカルな花模様と太いフリンジが存在感たっぷりなイエロードレス(上投稿の2枚目)。まるでアフリカの民族衣装のようなこのドレスを皮切りに、東南アジア風のヘッドドレスやオリエンタルな刺繍、エスニックなファーやフリンジの被り物など、世界各地の民族服を連想させるディテールのルックが続きます。それもそのはず、今回のコレクションでピッチョーリが着目したのは「多様性」と「包括性」。民族や文化の異なる人々がありのままの姿で共存し合える世界の豊かさを、さまざまな素材と色彩を贅沢に用いたドレスによって表現してみせました。

カイア・ガーバー、ジジ・ハディットなどの今をときめくイット・モデルが次々と登場する中、圧巻の存在感を放っていたのが『VOGUE』史上最年長の73歳で表紙を飾ったことでも知られるモデル兼女優のローレン・ハットン。目の覚めるようなグリーンのドレスとイエローのブーツをエレガントに着こなし、年を重ねてもなお美しい女性像を軽やかに体現していました。

ラストルックには、フリルやリボンをふんだんにあしらったパープルドレスが登場。このドリーミーなドレスを黒人モデルのアドゥ・アケチが担ったことにも、ピッチョーリの強いメッセージが込められているような気がします。世界中で生きとし生ける女性に拍手を――そんな陽性なムードに溢れたショーでした。

ジェンダーも固定概念も突き破り、息を呑むようなデカダンスを構築した「Maison Margiela(メゾン マルジェラ)」

近年のコレクションと同様、男女合同ショーという形で行われたメゾン マルジェラによる“アーティザナル”コレクション。クリエイティブ・ディレクターのジョン・ガリアーノが見せたのは、情報化社会によって固定化された概念や常識にアンチテーゼを突きつけるような、挑発的なショーでした。

フランス在住のアーティストであるカテリーナ・ジェブによるヌード写真が投影された後、ランウェイに現れたのは肌の一部を露わにしたモデルたち。伝統的なテーラードジャケットを羽織りながら胸元や太ももが剥き出しになっていたり、ロングドレスを纏いながら胸元のコルセットが見えていたりと、どこかアンバランスなムードを放っています。もちろん男性モデルがロングドレスを着るなど、従来のマルジェラのショーで見られるジェンダーレスな着こなしも多彩。

その後も、スウェット素材をドレスに用いたり、裏地と表地を反転させたり、穴だらけの布地をジャケットに仕立てたり――と、およそオートクチュールとは思えない常識外れなルックが続きます。にもかかわらず孤高の美しさを放つのは、ひとえにガリアーノによる革新的かつセンシュアルなデザイン力と、細部まで生き届いた職人技があってこそ。なかでもグラフィックをプリントした生地で仕立てられたドレスやジャケットの、息を呑むような美しさは圧倒的でした。

ランウェイの床は全面ガラス張りになっていて、見る者をさらに迷宮へと誘い込んでいくかのよう。創業者であるマルタン・マルジェラによる反モードの精神に、ガリアーノによる肉感的なデカダンスを融合させたショーは、今シーズンも独特の空気と強烈なメッセージを放ちまくっていました。

スペクタクルかつ芸術的なショーでブランドの歴史を綴った「FENDI(フェンディ)」

ブランドの本拠地であるローマで行われたフェンディのショー。元クリエイティブ・ディレクターであり、モードの帝王と謳われた故カール・ラガーフェルドが今年2月に亡くなってから初のオートクチュール・コレクションとあって、大きな注目を集めました。その内容は、カールとともに歩んできた54年間の軌跡を讃えるような、スペクタクルかつ芸術性にあふれたものでした。

ショー会場であるパラティーノの丘に現れたのは、マッシュルームカットのモデルたち。どこか1970年代のムードを纏った彼女たちが、幾何学模様や大理石のようなモチーフを施したスーツやドレスを着こなして闊歩します。クリエイティブ・ディレクターのシルヴィア・ヴェントゥーニは、54年間にわたるカールとフェンディによる協業を54のルックで表現してみせました。アースカラーを基調にしたルックは、背後に佇むローマの古代遺跡とも相性抜群。しかしオーガンジーやシフォンなどのエアリーな素材を多用しているため、重々しさを一切感じさせません。

 
 
 
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#FendiCouture Fall/Winter 2019-2020 Collection #TheDawnOfRomanity Creative Director: @silviaventurinifendi

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ブランドの象徴であるファーの使い方も見事。小さなパーツ状にしたファーをパッチワークのように継ぎ合わせたり、コートの裏地や裾にポイントとして配したり――と、一般的には重くなりがちなファー素材を軽やかに見せる趣向が随所に散りばめられています。これぞ、フェンディのクラフトマンシップが成せる技。多様な素材をミックスすることで剛柔、静動などの両端を兼ね備えたルックの数々は、たまらなくロマンチックで芸術的でした。

かつてはトレビの泉を舞台にショーを行うなど、ローマの街とともに歴史を刻んできたフェンディ。そんなブランドの精神と、半世紀以上にわたってブランドを推進してきたカール・ラガーフェルドへのオマージュをありありと感じさせる感動的なショーでした。

卓越した職人技をもとに、シンプルかつ究極のエレガンスで魅せた「CHANEL(シャネル)」

フェンディ同様、元クリエイティブ・ディレクターのカール・ラガーフェルドがこの世を去って以来初のクチュールコレクション発表となったシャネル。お馴染みの会場であるグラン・パレで展開されたのは、シャネルらしい凛としたエレガンスが漂う上質なショーでした。

 
 
 
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Looks from the Fall-Winter 2019/20 #CHANELHauteCouture show, presented in a library setting at the Grand Palais in Paris. #CHANEL

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グラン・パレを舞台に、巨大な舞台装置を用いた壮大なショーを披露することが恒例となっているシャネル。新クリエイティブ・ディレクターのヴィルジニー・ヴィアールは今回、この場所に円形の図書館を出現させました。ファーストルックのロングコートドレスを皮切りに、ポニーテールを結わえたモデルたちが着こなすのは、ブランドの根幹でもあるツイードのスーツやドレス。太い糸や細い糸、単色や混合糸などで丹念に織り上げられたテキスタイルが、モデルの動きに合わせて優美な陰影を放っていきます。

総スパンコールのジャケットや羽根細工をふんだんにあしらったドレスなど、アトリエの職人技が冴え渡るディテールも見事。その技巧の素晴らしさが、衣服のシンプルなシルエットと相まってさらに際立つ形となっています。これこそが、シャネルならではのエレガンスの極地。凛とした佇まいの中にそこはかとないラグジュアリーが漂うその装いは、世界中の女性が永遠に憧れる普遍的な美しさと呼べるものではないでしょうか。

ラストルックには総プリーツのフェニミンなピンクのガウンが登場するなど、新機軸も提示。シャネルのDNAを王道のスタイルで見せつつ、ジャケットやパンツの絶妙なバランスには現代らしい解釈も読み取れるなど、いい意味で肩の力の抜けたショーでした。その充実した内容に、新生シャネルの今後がますます楽しみになりました。

デザイナーと職人の魂が宿る服飾の数々は、一級の芸術品そのもの

いかがでしたか?今回は5つのメゾンのみを取り上げましたが、他にも印象的で美しいショーを発表したメゾンは数多くありました。プレタポルテ(高級既製服)以上に手の込んだ縫製や装飾が施されたオートクチュールコレクションは、まさに一級の芸術品を鑑賞するようなもの。一般人には到底購入できるような代物ではありませんが、見ているだけで心がうっとりとするものです。

デザイナーの精神性や、いま人気のモデル事情などが垣間見えるのも面白いところ。次回のオートクチュールコレクションは来年1月に開催される予定なので、興味のある方は気になるブランドのSNSなどをチェックしてみてください!

堀越勸玄の長台詞に感涙!七月大歌舞伎は一幕見席でも絶対に観るべき

銀座・歌舞伎座で上演中の七月大歌舞伎。市川海老蔵が座頭を務め、その長男・堀越勸玄くんが見事な芝居を披露していることでも話題になっています。さっそく管理人hodakaも観に行きましたが……これは少しでも多くの人に生で観てほしい!というわけで、七月大歌舞伎を楽しむために知っておきたいポイントと、今からでも間に合うチケット入手方法をできる限り分りやすく解説していきます。

異例の若さで歌舞伎座の座頭となった、市川海老蔵

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▲東銀座駅直結の場所に立つ歌舞伎座

歌舞伎の殿堂と称される歌舞伎座。100年以上の歴史を誇り、「歌舞伎座で演じた役でなければ、本当に演じたとは言えない」といわれるほど格式高い劇場です。年間を通して歌舞伎のみを上演しており、興行は1カ月ごとの入れ替わり制。ここで2017年から毎年7月に座頭を務めているのが、市川海老蔵(41歳)です。

そもそも、海老蔵がここで座頭を務めていること自体、異例であることをご存じですか? 歌舞伎座の座頭を務められるのは、家柄の良さはもちろん人気と実力を兼ね備えた一部の役者のみ。現在は尾上菊五郎松本白鸚中村吉右衛門片岡仁左衛門という4人が持ち回りで座頭を務める体制が基本となっています。ちなみに4人とも70歳を超える大ベテラン。その事実からも、海老蔵がいかに若くして彼らと同じ立場を任されているかが、お分かりいただけることでしょう。

もちろん、この異例の待遇には理由があります。まずひとつに、海老蔵が歌舞伎界の最高位といわれる大名跡市川團十郎の後継者だから。もうひとつに、海老蔵の父である十二代市川團十郎が2013年にこの世を去ったことにより、海老蔵が市川家(成田屋)の当主になったから。 

市川團十郎名跡の復活は、成田屋だけでなく歌舞伎界全体の悲願でもあります。また、高齢化が進む歌舞伎界において、世代交代を推進する若きリーダーが求められているという背景もあります。そんな期待に応えるべく、若くして歌舞伎の座頭を任されることになったのが、海老蔵なのです。

歌舞伎の慣例を打ち破る、市川海老蔵の取り組み

歌舞伎座で座頭を務めるようになってからの海老蔵の活躍には、目を見張るものがあります。

初めて歌舞伎界で座頭を務めた2017年7月には、『矢の根』『連獅子』など定番の古典を披露する一方で、成田屋に古くから伝わる『駄右衛門花御所異聞』を約170年ぶりに復活上演。主要3役を演じ分け、当時4歳の勸玄くんとの宙乗りも披露するなど会場を大いに沸かせました(麻央夫人が亡くなった直後の興行だった為、ニュースなどでその様子を目にした人も多いはず)。

また、海老蔵働き方改革にも着手。それまで歌舞伎座の興行は、25日間休みなく昼夜公演を行うのが慣例でしたが、この2017年7月興行において初めて半日休演を導入しました。今まで当たり前、というか聖域のように守られてきた歌舞伎界の慣習に一石を投じたのです。

こうした意欲的な取り組みが評価され(?)、2020年5月に市川團十郎名跡を襲名することが決定。つまり現在上演中の七月大歌舞伎は、海老蔵の名で歌舞伎座の座頭を務める最後の機会とも言えるのかもしれません。

勸玄くんによる長台詞で魅せる『外郎売

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七月大歌舞伎で上演されている演目は、以下。

【昼の部】高時、西郷と豚姫、素襖落、外郎売

【夜の部】通し狂言 星合世十三團

なかでも注目は、昼の部の『外郎売』。成田屋お家芸として選定された「歌舞伎十八番」の内のひとつで、十二代市川團十郎が得意としていた演目であることでも知られています。

外郎という薬を売り歩く商人(実は曽我五郎という武士)を主人公にした狂言で、ポイントは主人公による長台詞。中国から伝来した妙薬の由来や効能について、約4分間にわたってすらすらと述べ立てる演技が見せどころとなっています。

今回は、この長台詞を勸玄くんが担当することに。わずか6歳の彼が雄弁な語りを披露するとあって、チケットは即日完売となりました。

実際に観に行ってみると、勸玄くんの見事な芝居にビックリ。会場全体が固唾を飲んで見守る中、「あかさたなはまやらわ、おこそとのほもよろを…」「武具馬具 武具馬具 三武具馬具…」という早口言葉をよどみなくしゃべり切り、満場の拍手喝采をさらっていました。

個人的に印象的だったのは、長台詞を述べる勸玄くんの様子を、隣にいる海老蔵がじっと見つめていたこと。不安と誇らしさが同居するような眼差しを向けながら、勸玄くんを優しく見守る彼の姿に、思わず涙した人も多いのではないでしょうか。

前売り券を持ってなくても観劇できる!幕見席の魅力とシステム

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▲7月7日(日)10時半過ぎ時点の幕見席の空席状況

ところで、歌舞伎座には事前にチケットを購入してなくても鑑賞できるシステムがあることをご存知ですか?それが一幕見席。劇場の最上階に設けられた自由席のことで、指定席が満席の場合でも必ず開放される当日券です。

複数の演目を通しで見る指定席と違って、演目単位でチケットを購入できるのも嬉しいポイント。例えば今回であれば、『外郎売』のみ一幕見席で観ることも可能です。

料金は、上演時間によって500円〜2,000円と良心的。ただし定員は椅子席90、立ち見60に限られており(演出の都合によってさらに減ることも)、人気の演目は早い時間帯に売り切れるので注意してくださいね。

ご参考までに、上写真が今月7日(日)の一幕見席の売れ行き状況。15時前に開演する『外郎売』は、11時前の時点で椅子席が完売していました…。

ちなみに「14:54」という数字の上に、「13:55」と赤字で書かれているのが見えると思います。これは『外郎売』の単独チケットの販売開始時刻ですが、この時刻はあまり当てにしない方が良いです。何故なら複数の演目を幕見したい場合、最初に観る演目の販売開始時刻にすべてのチケットを購入することができるから。つまり『高時』から『外郎売』までを通しで幕見したい場合、『高時』の販売開始時刻である10時半から昼の部すべてのチケットを購入することが可能になるというわけなんです。

今月の『外郎売』は特に人気が高いので、どうしても椅子席に座ってゆっくりと鑑賞したい方は、週末ならば遅くとも10時前後に一幕見席の列に並んで、最初の『高時』から通しでチケットを購入した方が良いでしょう。

今まで知らなかった演目との出合いも、歌舞伎鑑賞の醍醐味のひとつ。お目当ての演目以外から、予想だにしなかった発見や感動を得られることもあるかもしれませんよ。

2020年に同時襲名を控えた成田屋を観るなら、今がおすすめ!

歌舞伎座で絶賛上演中の七月歌舞伎。『外郎売』が大きな注目を集めていますが、夜の部の『星合世十三團』もおすすめです。歌舞伎三大名作のひとつである『義経千本桜』をもとに、エンタテインメントな演出や趣向、宙乗りや大立ち廻りを取り入れた本作で、なんと海老蔵は主要13役を早替わりで担当しています。

先述した通り、2020年5月に市川團十郎を襲名する市川海老蔵。同時に、勸玄くんも市川新之助を襲名することが発表されています。2020年5~7月には歌舞伎座にて襲名披露公演が催されますが、その序章ともいえる成田屋の今を目撃するなら今がおすすめ。すでに前売り券を持っている方はもちろん、それ以外の方でも一幕見席を利用して気軽に観劇を楽しんでみてください。

七月大歌舞伎(2019年)

会場:歌舞伎座(東京都中央区銀座4-12-15)

会期:2019年7月4日(木)~7月28日(日)

時間:昼の部11:00~15:30頃、夜の部16:30~21:43頃

休演:11日(木)昼の部/10日(水)・17日(水)・24日(水)夜の部

 

【2019年7月ドラマ】働く女性が観るべきドラマは?勝手におすすめ度ランキング

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2019年7月から地上波でスタートする新ドラマ。仕事やプライベートで日々忙しい女性が、録画してでも見るべきドラマはどれ? かつて、プロのシナリオライターを目指して修行していた管理人hodakaが選ぶ、2019年夏におすすめの地上波ドラマをランキング形式でご紹介します! 

【5位】サウナを愛するすべての人に向けた、新感覚の癒し系ドラマ『サ道』

テレビ東京系・金曜25時52分〜(初回7月19日)

孤独のグルメ』『きのう何食べた?』で深夜の視聴者の食欲を刺激しまくってきたテレビ東京が、次に描くのは“サウナ道"。全国のサウナー(サウナ好き)に向けたタナカカツキによる同名のサウナ体験漫画(講談社)を初めて実写化します。

「サウナは中年男性のオアシス」というのは、すでに過去の話。年齢性別問わずサウナの需要は高まっていて、かく言う私も週2回はサウナに通うサウナーだったりします。サウナで蒸されて汗をかいた後に入る水風呂の爽快感は、何物にも代えがたいもの。それを自宅でも追体験できるドラマがコレなのです。金曜深夜、平日の仕事でドロドロに疲れた心と身体を癒す、至福の時間を提供してくれること間違いなし。

主人公・ナカタアツロウを演じるのは原田泰造。彼と一緒に全国を旅するサウナ仲間に、三宅弘城磯村勇斗。個人的には『きのう何〜』でのジルベール役も記憶に新しい磯村が、サウナで蒸されて恍惚とした表情を浮かべる姿が観たいです。  

【4位】石原さとみが型破りなオーナーを怪演!?フランス料理の数々も楽しみな『Heaven? 〜ご苦楽レストラン』

TBS系・火曜22時〜(初回7月9日)

数々のドラマ賞を総なめにした『アンナチュラル』(TBS系)以来、1年半ぶりに石原さとみがTBS系ドラマに主演。自らの直感を頼りにフレンチレストランを経営する風変りなオーナーを演じます。

動物のお医者さん』で知られる佐々木倫子による同名の漫画を実写化する作品で、ワンマンなオーナーと、それに振り回される従業員との掛け合いが最大の見どころ。原作では主人公にあたるウェイター・伊賀観を演じる福士蒼汰の他、志尊淳、勝村政信段田安則岸部一徳といった実力ある役者陣がレストランを盛り立てます。ストーリーの鍵を握る、舘ひろし演じる゛謎の紳士“の存在にも注目。食欲をそそるフランス料理の数々も相まって、おしゃれで上質な時間を視聴者に提供してくれることでしょう。

コメディ要素が強くなりそうな作品だけに、最終回まで視聴者の興味をいかに惹きつけるかが気になるところ。個人的には『王様のレストラン』(フジテレビ系)のような、出演者の個性が際立ったユーモラスな会話劇が展開されることを期待しています。 

 

【3位】女泥棒になった深キョンが、警察官との禁断の恋に挑む『ルパンの娘』

フジテレビ系・木曜22時〜(初回7月11日)

歳を重ねるごとにナチュラルな色気を増し、男性だけでなく女性からの支持も獲得している深田恭子。そんな彼女が『キャッツアイ』さながらの女泥棒に挑むと聞いて、狂喜乱舞した人は多いのではないでしょうか。

横関大による同名の小説を実写化する本作。怪盗シーンでは、ボディスーツに身を包んだ深キョンによるアクションが観られます。程よい肉づきの超絶ボディの持ち主である彼女が、ピッタピタの衣装をまとって躍動するさまは必見!その見目麗しい姿に、男性のみならず女性視聴者も虜になることでしょう。また、家族全員が警察官である青年(瀬戸康史)との恋模様も見どころ。ラブコメタッチで描かれる1話完結のクライムドラマは、夏にピッタリの爽やかな笑いと胸キュンを届けてくれるはず。

脚本を手がけるのは、映画『翔んで埼玉』(東映)でヒットを飛ばした徳永友一。渡部篤郎をはじめ小沢真珠栗原類麿赤兒など、一筋縄ではいかない面々が脇を固めます。  

 

【2位】生きづらい世の中で葛藤するすべての女性に向けた応援歌となるか!?「凪のお暇」

TBS系・金曜22時〜(初回7月19日)

周りの空気を読み過ぎるために自己を解放できない28歳OLの主人公が、ある日突然プツリ。会社を辞め、彼氏と別れ、住まいを変え、心から幸せになるために再起を図るという同名漫画(秋田書店)を、黒木華を主人公に迎えて実写化する作品です。

逃げるは恥だが役に立つ』『カルテット』『わたし、定時で帰ります』などをオンエアしてきたTBS系・火曜22時のドラマ枠は、働く女性に寄り添う良作を届けるブランドとしてすっかり定着しつつあります。今作でフォーカスを当てるのも、生きづらさを抱えながらも社会に立ち向かう女性の苦悩。思わず「わかる!」と共感したくなるような女性のリアルな葛藤が、黒木華の巧みな演技によって炙り出されていくことでしょう。

脚本は『1リットルの涙』(フジテレビ系)『花燃ゆ』(NHK)の大島里美、共演は高橋一生中村倫也市川実日子、吉田羊、三田佳子などスタッフ&キャスト陣も協力。まさに死角なしといった本作が、この夏いかなる旋風を巻き起こすのかが楽しみです。

 

【1位】山田涼介×岡田惠和のタッグで贈る、珠玉のラブファンタジーセミオトコ』

テレビ朝日系・金曜23時15分〜(初回7月26日)

セミから人間になった美しい青年が、冴えないアラサー女子とのたった1週間の恋に命を燃やす――。この突飛すぎる設定に「ナシ判定」を下したリアリスト女子がいたとしたら、「ちょっと待てぃ!」と声高に言いたい。なにせ、この物語を完全オリジナルで紡ぐのは、あの岡田惠和なのだから。

ちゅらさん』『ひよっこ』など連続テレビ小説NHK)での功績で広く知られる脚本家の岡田氏ですが、個人的には独創的な設定で展開されるラブストーリーこそ、彼の真骨頂だと思っています。例えば『南くんの恋人』や『イグアナの娘』など(ともにテレビ朝日系)。漫画の世界から飛び出した青年(長瀬智也・演)が、自らを生み出した漫画家志望のヒロイン(麻生久美子・演)に恋をするという『泣くな、はらちゃん』(日本テレビ系)も秀逸でした。そんな彼の豊かな感性がいかんなく発揮されるであろう今作、ファンタジー岡田惠和を敬愛するhodakaにとっては絶対に見逃せない!

主人公のセミを務めるのは山田涼介。ヒロインは演技力に定評のある木南晴夏山崎静代やついいちろうといった岡田ファミリーの芸人から、北村有起哉檀ふみなどの芸達者まで、個性豊かな面々が脇を固めます。切なくも心温まるラブファンタジ―にほっこりとしたい女性に、ぜひ観てほしい作品です。

 

忙しい毎日にこそ、ドラマを観よう

働く女性におすすめしたい2019年夏ドラマランキング、いかがでしたか?選出してから気づいたのですが、金曜のオンエア作品が5作中3作もラインナップ。これは、1週間の疲れを癒してくれるような作品を、各局が意図的に金曜夜に編成しているということを物語っているように思えます。何はともあれ、忙しい毎日にストレスを抱える女性こそ、ドラマを観て癒されるべき。是非この記事を参考に、すてきなドラマライフを楽しんでみてください!

ロエベ主催のクラフトプライズ作品展を鑑賞してきた

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ファッションブランドLOEWEロエベ)主催による「LOEWE FOUNDATION CRAFT PRIZE 2019(ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2019)」のエキシビションが、東京・赤坂で開催中(6月26日〜7月22日)。かねてからロエベ好きの管理人hodakaとしては見逃せない!ということで、さっそく足を運んできました。

LOEWEロエベ)って?

本題に入る前に、まずはロエベについてご紹介しましょう。

ロエベは、1846年にスペイン・マドリードで誕生したレザー製品ブランド。その品質の高さが評価され、1905年にはスペイン王室御用達の称号を受けました。

1996年にはルイ・ヴィトンなどの世界的ブランドを多数抱えるLVMHグループの傘下に入り、プレタポルテ事業も展開するように。

そして2014年、クリエイティブ・ディレクターにイギリス人デザイナーのジョナサン・アンダーソンを迎えると、「パズル」「ハンモック」などのアイコンバッグを次々と発表し、世界で最も熱い注目を集めるラグジュアリーブランドのひとつとなりました。 

今年で3年目を迎える「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ」

そんなロエベおよびロエベ財団が主催するプライズが、今回紹介する「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ」。無類のクラフト好きとして知られるジョナサン・アンダーソンの発案のもと、現代のクラフトマンシップにおける卓越性、芸術的価値、そして新しさを称えることを目的に、2016年より開催されています。

3回目となる今年は、100カ国・2,500を超える応募作品の中から29のファイナリストを選出。その29作品のお披露目の場として、今回のエキシビションが開催されているのです。

新旧アーティストの作品と、壁一面に広がる緑が見事に調和

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東京メトロ青山一丁目駅から徒歩5分ほどの場所にある「草月会館


というわけで、いよいよ鑑賞レポートを。

会場は、青山通り沿いに建つ「草月会館」内1・2階にある吹き抜けのプラザ「天国」。実はここ、国際的彫刻家であるイサム・ノグチが手がけた石の広場で、それ自体が現代アートの傑作として世界的に評価されているんです。

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回遊式庭園に着想を得た作品で、歩いて回れる石段や、水の流れる水路があちこちに。外からは自然光が降り注ぎ、石だけで構成されているとは思えないほど温かみのある空間になっています。

そんな場所に、今回は布、漆、ガラス、木材、金属など素材の異なる大小29の作品が出現。水路沿いに置かれたゴールドの器、プラザ中央に立つ漆のオブジェなど、その生き生きとした佇まいといったら!一面のガラス越しに見える赤坂御所の緑と相まって、まるで庭に生えた草花のような瑞々しい美しさを湛えていました。

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日本人アーティストが大躍進!ロエベが見据えるクラフトの未来とは?

今年はファイナリストに日本人作家が10人も選出。これは国別最多であり、エキシビション会期前日に発表された大賞にも、日本人である石塚源太の作品が選出されました。

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▲中央のエンジ色のオブジェが石塚の作品


この石塚の作品について、ジョナサン・アンダーソンは「クラフトがオープンであり自由であることを証明しました」と評しています。その言葉は、現在のロエベを貫く精神そのもの。高度な技巧をベースにしながらも、より自由でエフォートレスなモードを発信し続けるロエべの今が、このエキシビションに表れていたような気がしました。

エキシビションは7月22日(月)まで開催中。ロエベ&クラフト好きはもちろん、上質で優雅な時間を過ごしたい方にもおすすめです。美しい現代アートと豊かな緑に癒されたい人は、ぜひ足を運んでみて。

 

ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2019

会期:2019年6月26日(水)~7月22日(月)

時間:10:00~19:00(金曜のみ~20:00)

会場:草月会館 1階草月プラザ(東京都港区赤坂7-2-21)

料金:無料

 

※記事中の画像は取材先の許諾を得た上で掲載しています。

 

 

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SPECIAL SEAT(スペシャルシート)は、エンタメとファッションを愛する女性に向けたライフスタイル提案型ブログです。

エンタメやファッションにまつわるヒト・モノ・コトを中心に、日々の暮らしを豊かにするための情報を独自の視点でお届けします。

SPECIAL SEATという言葉には、"自分だけの、特別で究極の場所"という意味を込めています。

このブログが、皆さんにとってのスペシャルな何かを見つけるための一助となれますように…。

管理人ごあいさつ

初めまして!hodaka(ホダカ)です。1981年東北生まれ、東京在住です。

小さい頃から映画や音楽が大好きで、大学卒業後、某カルチャー雑誌の出版社に入社。

以降、転職や独立を経験しながら15年近くにわたって編集ライター業に従事しています。

 

執筆経験のある媒体数は、エンタメ、ファッション、トラベル分野を中心に15ほど。

主な執筆コンテンツは、映画や音楽のレビュー、芸能人インタビュー、紀行文、など。

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